クリスマスに向けて!シュトーレンを作ろう(ホームベーカリー活用)

お菓子レシピ:パン・発酵菓子
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クリスマスが近づくと、無性に食べたくなるお菓子といえば「シュトーレン」。
ドイツ発祥の伝統的な菓子パンで、ドライフルーツやナッツがたっぷり入った、ずっしりとした食べ応えが魅力です。

「シュトーレンって難しそう」「本格的な道具が必要なのでは?」
そんなイメージがありますが、実はホームベーカリーを使えば、意外と気軽に作れます。

今回は、家庭でも再現しやすく、マジパンなしでも満足感のあるシュトーレンレシピをご紹介します。数日寝かせることで、少しずつ味がなじんでいく変化も楽しめますよ。

本レシピのポイント

✔ ホームベーカリーで生地作りを簡略化

こね・一次発酵はホームベーカリーにお任せ。
手ごねの負担を減らしつつ、安定した生地に仕上がります。

✔ ドライフルーツは「後混ぜ」

ドライフルーツやナッツは量が多いため、最初から入れると混ざりにくくなりがち。
一次発酵後に生地を広げて包み込むことで、全体に均一に行き渡ります。

✔ マジパンなしでもOK

本格的なシュトーレンではマジパンを使うこともありますが、今回は省略。
その分、ドライフルーツの風味とバター感をしっかり楽しめる配合にしています。

✔ 寝かせて完成するお菓子

焼いてすぐよりも、1〜2日置いた方が断然おいしいのがシュトーレン。
少しずつ切り分けて食べるのも、このお菓子ならではの楽しみ方です。

おすすめのラム酒

クリスマスに向けて!シュトーレンを作ろう(ホームベーカリー利用)

Difficulty: Easy
Prep time

5

minutes
Cooking time

2

hours 

シュトーレン2本分です。

材料:Ingredients

  • 生地
  • 強力粉:250g

  • 卵+牛乳:140g

  • 砂糖:30g

  • 無塩バター:40g

  • 塩:5g

  • シナモンパウダー:少々(お好みで)

  • ドライイースト:3g

  • フィリング
  • ドライフルーツ・ナッツ類:100〜150g

  • ラム酒(漬け込み用):適量

  • 仕上げ
  • 無塩バター:30g

  • ラム酒:15g

  • 粉砂糖:適量(溶けにくいタイプ)

手順:Directions

  • ドライフルーツの下準備
    ドライフルーツは軽く熱湯をかけて油分を落とし、水気をしっかり切る。
    保存容器に入れてラム酒を加え、半日〜1日漬けておく。
  • ホームベーカリーで生地をこねる
    生地用の材料をホームベーカリーに入れ、パン生地コースでこね〜一次発酵まで行う。
    ※イースト投入はホームベーカリーのマニュアルに従おう!
  • ドライフルーツを混ぜ込む
    一次発酵後の生地を取り出し、軽くガス抜きして2分割する。
    生地を広げ、ドライフルーツ(余分な水分は除去しておくこと)を包み込むよう、畳み込むようにして均一に混ぜる。
  • 成形して2次発酵へ
    楕円形にして、オーブンシートを敷いた天板に並べ、乾燥しないようにして20〜30分ほど二次発酵させる。
  • 焼成とバター塗り
    180℃に予熱したオーブンで、約30分焼く。焼きあがったら、温かいうちに溶かしバター(ラム酒入り)をたっぷり塗る。(違う画像がたまに混ざりますが流れは同じです)
  • 仕上げ(粉砂糖)
    完全に冷めてから粉砂糖をたっぷりまぶす。(その際、ラップの上に粉砂糖をかけて、パンをのせて、再度全体に粉砂糖をかけて包むと良い)
  • 寝かせる
    ラップで包み、冷蔵庫で1〜2日寝かせて完成。
    日が経つほど味がなじむ。

補足事項

  • ドライフルーツの余分な水分(ラム酒)は吸っておくこと。べちゃべちゃになることを防止!
  • ドライフルーツはホームベーカリーで混ぜ込むと難しい。
  • 熱々のうちにバターを塗ること。パンが冷めていると染み込んでくれない。
  • 粉砂糖は「ちょっと多いかな?」と思うくらいがちょうど良いです。時間が経つと生地に馴染み、見た目も味も落ち着いてきます。

保存(賞味期限)

  • 常温:2日程度
  • 冷蔵:1週間ほど
  • 冷凍:1か月程度
パンの真ん中で切った後、残りはくっつけて保存するのが良い。

賞味期限は目安です!個人で作る場合、少しでも早めに食べましょうね。

シュトーレンについて

ご参考までにシュトーレンに関係するお役立ちポイントをご紹介します。

日持ち理由

シュトーレンは次の理由のため日持ちがします。

  • 水分量が少ない。
    → 焼き上がり後はしっかり放置してから粉砂糖をまぶしてラップしましょう。
  • 周りのバターが菌が入り込むことを防ぐ
    → 焼き上がり後にしっかり塗りましょう。
  • 粉砂糖はバターの酸化を防ぐ
    → パン全体を真っ白くしましょう。
  • ラム酒によってドライフルーツが殺菌。
    → アルコール度数が高いラム酒でしっかり漬けましょう。

ナッツ・フルーツやバターの量

本来は次の量とされる。

  • 強力粉に対してナッツ・フルーツが60%以上
  • 強力粉に対してバター30%以上

全然関係ないですが、ドライフルーツをもしも入れない場合は、コッペパンのような普通のパンが出来上がります。バターが多かったり、卵を使っているため、フワっと感は少し不足します。

コッペパン(焼いているところ)
大きなコッペパンになりました!

おわりに|少しずつ味わう、冬のお楽しみ

シュトーレンは、作って終わりではなく、時間と一緒に完成していくお菓子
今日は薄く一切れ、明日はまた一切れ…と、少しずつ楽しむのが醍醐味です。

ホームベーカリーを使えば、意外とハードルは高くありません。
今年の冬は、ぜひ自家製シュトーレンで、ゆっくりとした時間を楽しんでみてください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

(個人用)過去の記録

2023年12月の記録

シュトーレンを作ってみた記録です。

  • ナッツ類も含めて150g。
  • 一次発酵後に手でドライフルーツを混ぜる。混ざりにくい!
  • 粉砂糖は普通のタイプだっためちょっと溶けた。

好評だったので来年は倍量作ってお裾分けしたい。

2024年12月の記録

  • ドライフルーツは約130g
  • HB後半でドライフルーツ投入はやっぱりダメだ。
  • 生地が冷めてから溶かしバターは中に染み込みにくい。
    → 味は良かったけど次回は気をつけよう。

ちなみに実験で、最初っからドライフルーツを投入してみました。

最初に投入。
1次発酵が完了・・・。なんだこれ。
焼き上がりも膨らまない・・・。

2025年12月の記録

全体的にはうまくいったけど、ドライフルーツの混ぜが少なくて、結構偏ってしまった!

→ 来年はドライフルーツ100g+刻みナッツを入れたいな。そして、表面に具が出ても気にせずにしっかりと畳み込む!

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