パウンド型でカヌレ風ケーキを作ってみました

お菓子レシピ@パウンド型
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今回もパウンド型を使ったお菓子で、カヌレ風のケーキに挑戦してみます。

チャレンジレシピとして見ていってください。

カヌレ

フランスの伝統的な焼き菓子で、外側はカリッと中はもっちりとした食感が特徴的です。

  • 本来はカヌレ型を使いますがパウンド型で頑張ります。
  • 作り方は普通のカヌレと同等です(ポイントは適宜まとめます)。
  • 味はしっかりカヌレです。
本レシピについて
  • 作業時間:20分
  • 合計時間:約半日~1日
  • 基本材料:牛乳、バター、砂糖、卵、強力粉、ラム酒、バニラオイル
  • 仕上げ:オーブン210度で約60分
  • 特徴:パウンド型。

    *時間は目安です。
    *作業時間:焼き冷ましを含まない時間です。
    *合計時間:食べられるまでの時間です。

お待たせしました。以下、目次となります。

作り方

「1」材料・準備

20×8cmパウンド型の量です。

※(注意) テフロン加工されたものを使いますが、それでも剥がすのは少し苦労します。

最初にさっと準備しましょう。Aはまとめて鍋に入れてもOK。
材料補足
(A) 牛乳240g
(A) バター15g有塩でも無塩どちらでもOK。
1個M~Lサイズ。
砂糖60gお好みの種類で。
ラム酒15gダーク
バニラオイル5滴
強力粉50g
型に塗る油適量バターやサラダ油など。
プロも使ういい香りのダークラム
本レシピで利用する主な道具です!
道具用途・補足
パウンド型クッキングシートは不要です。
牛乳を沸騰させるために。
ボール各種材料を混ぜる用に。
泡立て器
オーブン
他にもラップや包丁などを適宜使います。

「2」牛乳+バターを沸騰させます。

本工程のポイント
  • 沸騰させることで牛乳のタンパク質を変異させます(焼く時の膨らみを軽減する作用)。

鍋に「牛乳」「バター」を入れてしっかり沸騰させ、荒熱を取ります(40度~50度になればOK)。荒熱をとる際は、鍋の周りを水につけるとかなり時短になります。

鍋に「牛乳」「バター」を入れます。
しっかり沸騰させて冷まします。

「3」各種材料を混ぜて冷蔵庫で半日~1日寝かせます。

本工程のポイント
  • 混ぜる順番は守りましょう!強力粉は混ぜすぎない!
  • しっかり寝かせることでグルテンを落ち着かせます(カヌレの場合重要!)

ボールに次の材料を入れて泡立て器で順番に混ぜます。

  • 「卵」「ラム酒」「バニラオイル」
    → しっかり混ぜます。
  • 「砂糖」
    → しっかり混ぜます。
  • 「強力粉」
    → ゆっくりと粉っぽさが無くなるまで混ぜます。
「卵」「バニラオイル」「ラム酒」を入れて良く混ぜます。
続いて「砂糖」も入れて混ぜます。
混ざりました。
さらに「強力粉」も入れてゆっくりと混ぜます。
混ざりました。

続いて、荒熱がとれた「牛乳+バター」を少しずつ入れて混ぜます(一気に入れると混ぜにくいため1/3入れて混ぜて、残りを入れて混ぜます)。

その後、ラップをして冷蔵庫で半日~1日寝かせます。

「牛乳液」を少し入れて混ぜます。
残りの「牛乳液」も入れて混ぜます。
乾燥しないようにラップして冷蔵庫で寝かせます。

zzz…。ラップは密着させないのかな?

乾燥さえ防げれば良いから特に密着させない(密着ラップの根拠は不明で昔からの伝統だと思う、昔はラップ無いし)。

「4」油塗った型に入れてオーブン210度で60分焼きます。

本工程のポイント
  • 冷蔵庫の生地は、型に入れる30分~1時間前に取り出しておきます(加熱を早くするため)。
  • 型に油やバターはしっかり塗ります。
  • 加熱時間はオーブンによって調整必要です(カヌレの場合、最初は高火力が良い)。

オーブンはしっかり予熱しておきましょう。

パウンド型に「サラダ油」か「バター」をしっかりと塗っておきます。

冷蔵庫で寝かせた生地を、事前に取り出しておきます(30分~60分)。生地の粉類は沈殿しているため、再度泡立て器でゆっくりと全体をかき混ぜてから、ゆっくりと型に流します。

型に油を塗って、生地は混ぜておきます。
型に生地を流しました。

しっかりと余熱したオーブン210度で約60分加熱します。加熱後30分前後で中心付近が膨らむ現状が見られますが、萎んでいきます。

  • パウンド型の場合、この膨らみは仕方ない。
  • 高火力とすることでカヌレ特有のスと色合いが出ます。
結構膨らみます。

加熱後、オーブンから取出し、5分後ぐらいに型から外しましょう。

  • パウンド型の種類によっては外すのが難しいです。
    → 油分を塗っても側面や角に少しくっつきます!バターナイフや平たいスプーンでくっつきを取りながら、頑張って外します。
  • 裏側は膨らみの影響でコゲにムラがあります。
    → パウンド型カヌレの限界と思われます(何やってもコレは防げない)。
荒熱を取っているところです。
型から取り外しました(裏側です)。裏側はヤキムラあり。
表側です。いい色です。

型から外して30分後ぐらいで、切って食べてみましょう!

完成です!お疲れ様でした!

切り分けて盛り付けました。
断面アップです。サイドに近いほど「ス」が入っていてカヌレっぽいです。
パウンド型の中央付近は熱の伝わりが弱いため、スが少な目です。

味はちゃんとカヌレだね。

出来立てはカリっと中はモチっとだ。

パウンド型でも作れました!

米粉でも作ってみました(本レシピよりカリカリ感は控えめだけどもっちりです)

保存(賞味期限)

ラップして保存が基本です。

※切り分けた場合、早めに冷蔵庫に入れましょう(カヌレ型ではないため短めです)。

賞味期限
  • 常温:半日
  • 冷蔵:2日
  • 冷凍:1ヶ月

賞味期限は水分や砂糖の量から厳しめに見積もってますが、ご参考のため、自己責任にて、出来るだけお早めにお召し上がりください。

メモ・備忘録

本レシピに関するメモ書きです。通常のカヌレ型でカヌレを作るためのポイントも含みます。

本来のカヌレ

本来、型の周りには蜜蝋を塗る。けど蜜蝋を使ってのは、プロの洋菓子店でも減っているんじゃなかろうか。あと、型は銅製のカヌレ型が最強らしいけど、値段も1個数千円と最強(6個揃えたら万超えちゃう)。

温度と加熱時間

カヌレは結構高い温度でしっかりと焼く。

  • 最初に高温にして生地をグツグツさせて、スが入りやすくするため。
  • 後半でじっくり焼いて表面の独特の色合いを出す。

なお、普通はグツグツさせたら一気に膨らみそうだけど、事前に牛乳を沸騰させるとタンパク質が変異してオーブンの時に膨らみにくくなるそうで。

これは焼きが甘い(中のスも弱かった)。
本当は全部の場所でこれぐらいのスが理想(けど型の限界)。

半日~1日寝かせる

何回か寝かせずに作ってみた結果、生地がカスタードのような仕上がりになった。

  • スはあまり入らない。
  • 生地はとろっとカスタード風
カスタード風な仕上がり。

その他

◇パウンド型で外すのが難しいのであれば、クッキングシートを敷いてみた。
→ もっと外すのが難しくなったし、結構シートにくっついてしまった・・・。こりゃだめだ。

クッキングシートを敷いてみた。
クッキングシートなのにめっちゃくっついた!!

◇パウンド型で底面の焼きムラを防ぐのは難しい・・・。
→ 通常のカヌレ型で加熱中に予想外に膨らんだ場合は、取り出して型を打ち付けるのが良い。同じように試してみたけど、確かに膨らみはその時はなくなるけど、焼きムラは無くならない・・・。パウンド型の限界っ!

底面のやきむらは仕方ない。

◇冷蔵庫で生地を寝かせた後に、かき混ぜないで型に流し込む(粉類が下のほうに沈殿した状態)。
→ 2層になってしまった。

2層に・・・。

カヌレはポイントを抑えないと失敗しやすいお菓子。逆にポイントを抑えれば、成功しやすいお菓子とも言える(実作業時間は短く難しい作業は無い)。

まとめ

今回は「外側カリッ、内部もちッ」のカヌレをパウンド型で作ってみました。

  • 普通のカヌレのように作り方のポイントは守りましょう。
  • パウンド型でも美味しく作ることが出来ます。
  • パウンド型から外すのは難しいです(パウンド型の素材にも依存)。

癖になる美味しさです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。是非作ってみてください。

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