美味しい焼き芋(紅はるか)が手に入った時に活用したいレシピです。皮をむいた焼き芋にバター・小麦粉・コーンスターチ(片栗粉でもOK)を加えて焼くだけです!
薄目にしてパリっとした食感とお芋の風味がたまりません。
作り方はクッキーっぽいですが、食感は薄焼き煎餅のような感じになります。焼き芋の甘さを活用して砂糖は使いませんし、卵も使いません。
材料や道具の準備
材料
量:オーブンで2回分焼けます
材料 | 量 | 補足 |
---|---|---|
焼き芋 | 100g | 皮をむいた状態です。 |
バター | 20g | 無塩でも有塩でも構いません。 |
薄力粉 | 40g | |
コーンスターチ | 20g | 片栗粉でも構いません。 |
道具
道具 | 用途・補足 |
---|---|
ボール | 混ぜる用 |
ヘラ | 混ぜる用、木べらでもOK。 |
伸ばし棒 | |
オーブン | 本レシピは160℃で焼きます。 天板も使います。 |
作り方
1.ボールに皮をむいた焼き芋、バターを入れて、ヘラで潰すように混ぜます。
ヘラでも十分混ぜることが出来ますし、焼き芋をこす必要はありません。水分が少なくて混ぜにくい場合は牛乳か水をほんの少し入れて調整してください。
2.ボールに粉類(薄力粉・コーンスターチ)を入れて、切るように混ぜます。生地がまとまったら「2つ」に分けてラップに包んで冷蔵庫で30分以上冷やします。
普通のバタークッキーとは違って結構混ぜても問題ありません。このレシピの場合は薄力粉を振るわなくても問題ありません(比較的ダマ無く混ざります)。
続きは翌日でも問題ありません。さて、次の工程を始める前にオーブンを160℃で余熱開始しておきます(天板は不要です)。
3.クッキングシートの上に生地をのせ、さらにラップをのせ、伸ばし棒で1mm~2mm程度に伸ばします。
生地は2つありますが1つずつ対応します(1個焼きあがったら残りの1個を同じように伸ばして焼く流れ)。クッキングシートは天板サイズにしておきます(写真だと横25㎝ぐらいです)。
4.包丁等で生地に適当に切れ込みを入れ、シートごと天板にのせます。余熱した160℃のオーブンに天板を入れて20分焼きます。
この生地のくり抜きは難しいため包丁の切れ込みにしています。もし焦げそうなぐらい色が付く場合は時間を調整してください。
5.オーブンから取出して網の上で5分ぐらい冷まします。
クッキングシートからも外してます。火傷に注意してください。
この段階でだいたい完成ですが、お芋クッキーはパリッとしたほうが美味しいため、もう少し続けます。オーブンを140℃で余熱開始します。
6.クッキーを切れ込みで分けて網の上に載せ、140℃で5分焼きます。
オーブンによって調整してください。最初の焼き段階でパリっとしていたら、この工程は省略しちゃってください。なお、パリっとしてないと、モチっとしたような食感です。
完成です!お疲れ様でした!(残りの生地も同じように伸ばして焼き上げます)
保存(賞味期限)
湿気を控えて常温で保存ください。
賞味期限はご参考のため、完成後は出来るだけお早めにお召し上がりください。
感想・考察
本レシピの考察・感想を書いておきます。ご参考までに。
バターじゃなくてサラダ油とかのオイルを使ったらどうなの?
風味が劣るのは予想通りだけど、それ以前にパリっと感が出にくくなったんだよね。バターを使ったほうが確実かな。
コーンスターチ(または片栗粉)って使わないとだめ?
配合を色々と変えて試したけど、無いとどうしてもパリッと感を出すのが難しいんだよね。最初は配合を変えたり焼き加減を変えたりしたんだけど、コーンスターチを加えたら簡単にパリッとさせることが出来た。コーンスターチおそるべし。
クッキーレシピにおけるコーンスターチは小麦粉のグルテン発生を抑えるために使われますが、このレシピにおいてはパリっと感を引き出すために生かされました。あと、通常のクッキーレシピと違って、しっかりと混ぜても問題はありません(グルテンが発生しても構わない)。だから途中で冷やさなくても良いのですが(冷やすことでグルテンを落ち着かせる)、冷やしたほうが伸ばしやすいです。
また、このレシピでは卵を使っていません。本来、クッキーにおける卵の役割は、風味、つなぎ、硬さ調整などです。本レシピでは焼き芋の持つネットリさ(つなぎ)で十分なため卵は使いませんでした。使わなくても十分に美味しいお芋クッキーが出来ます。
まとめ
焼き芋をクッキーに変えるレシピをご紹介しました。もしかすると、オーブンによって焼き加減が難しい可能性はありますが、パリッと素朴なお芋クッキー、お勧めです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。是非作ってみてください。
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