今回はチョコレートを利用したふわっとした焼き菓子「ガトーショコラ」のレシピをご紹介します。
- パウンド型で焼き上げます。
- 食べやすさ重視のガトーショコラです。
※本記事の後半にはメレンゲ無しの簡単な作り方も載せました!
ちょっと材料が多く感じますが、よくある材料です。メレンゲは作ります。
作り方(基本Ver)
「1」材料・準備(20×8cmパウンド型)
材料 | 量 | 補足 |
---|---|---|
(A) チョコレート | 100g | 板チョコ2枚分。ミルクチョコが無難。 |
(A) 牛乳 | 60ml | |
(A) バター | 40g | 無塩有塩でも。 |
(B) 砂糖 | 30g | |
(B) 卵白 | 2個分 | M~Lサイズ |
(C) 卵黄 | 2個分 | M~Lサイズ |
(D) 薄力粉 | 35g | |
(D) 純ココア | 6g | 薄まった分を補うために必要です。 |
(あれば)粉砂糖 | 適量 |
※ダークラム酒を10ml程度追加してもアレンジで美味しい(卵黄のときに投入)。
道具 | 用途・補足 |
---|---|
パウンド型+クッキングシート | パウンド型のクッキングシートがあると楽です。 |
ヘラ | 混ぜる用です。 |
ハンドミキサー | 卵+砂糖でメレンゲ作る用。 |
オーブン | 本レシピは160℃で焼きます。 |
電子レンジ | チョコ&バターを溶かす用。 |
「パウンド型」に「クッキングシート」をしいておきます。他の材料もボールに入れて計量しておくと楽です。
- ボール(レンジ可能):バター+チョコ+牛乳
- ボール:卵白+砂糖(器ごと冷蔵庫で冷やしておく)
- ボール:薄力粉+純ココア
- ボール:卵黄
写真ではパウンド型のクッキングシートを使っており便利です。無い場合は側面+底を繋げた状態でシートをしきます(取出しやすくするため)。
では、準備ができたらささっと作り上げます!
「2」チョコ類を溶かし混ぜ、卵黄、粉類も混ぜます。
電子レンジ可能のボールに「チョコ」「牛乳」「バター」を入れて、電子レンジ600wで1分10秒ぐらいチンし、ヘラを使って良く混ぜます。
続いて、といた「卵黄」も加えてよく混ぜます。そして「薄力粉」「純ココア」も加えてよく混ぜます。
「3」メレンゲを作ってチョコ側と混ぜます。
ボールに「卵」「砂糖」を入れ、メレンゲを作ります。
→ メレンゲにツノがたつか、たたないぐらいが丁度良いです(8分立てぐらい)。メレンゲが強すぎると焼き上がり後の縮みが大きいです。
そろそろ、オーブンを160℃で余熱開始します。
チョコ側に「メレンゲ」を1/3ずつヘラを使って混ぜます。最初の1/3はしっかり十分に混ぜます。次の1/3もしっかり目に混ぜ、最後の1/3はさっと20回ほど混ぜます。
「4」型に流してオーブン160℃で約30分焼き上げます。
パウンド型に生地を流して余熱したオーブン160℃で30分ぐらい焼きます(加熱中は結構膨らむことがあります)。
加熱完了後、10分程度してからオーブンから取り出し、側面のシートを剥がして乾燥しないように型をかぶせて冷まします。
※ラップをして冷蔵庫で冷やしてもOKです。
※先に側面シートを剥がすことで焼き縮みが抑えられる(と思います)。
完成です!お疲れ様でした!食べやすいです!トッピングでホイップクリームなどを添えても美味しいです!
食べやすい美味しさのガトーショコラです。
粉砂糖をさっとふりかけてもOKです。
(参考)ブラック+ミルクチョコ ver
チョコレートの半分をブラックチョコにして、全体量を見直すことで「純ココア」無しにして作ることも出来ます。ただし、濃さは控えめで、あっさりした口当たりです。
- チョコレート(ミルク+ブラック):100g
- 牛乳:50g
- バター:50g
- 卵黄:2個
- 薄力粉:35g
- 卵白:2個
- 砂糖:35g
→ という具合で作り方は同じです!まったく同じ具合に仕上がります。
(参考)しっかりビターなガトーショコラ
生地の食感や重たさは変えずに、味わいに深みを追求します。
材料 | 量 | 補足 |
---|---|---|
(A) チョコレート | 100g | 板チョコ2枚分。ミルクチョコが無難。 |
(A) 牛乳 | 50ml | |
(A) バター | 50g | 無塩有塩でも。 |
(B) 砂糖 | 50g | |
(B) 卵白 | 2個分 | Lサイズ卵推奨 |
(C) 卵黄 | 2個分 | Lサイズ卵推奨 |
(D) 薄力粉 | 35g | |
(D) 純ココア | 20g | |
(あれば)粉砂糖 | 適量 |
- 作り方は同じです。
- ビター感が強くなりお好みでホイップクリームがあると良し。
この配合のように作り方のポイントさえ覚えておけば、好みの味わいに微調整できます。
材料4つでメレンゲなしでガトーショコラを作ろう!
テーマは「もっと簡単にガトーショコラを!」です。
- 卵の水分を利用して生地を膨らませます。
→ 卵の量は全体量から見て多めにしないとだめ。 - 薄力粉は入れます。
→ 水分を吸収してしっとり感を維持&形状の維持。 - 砂糖は追加で入れます。
→ やはりお菓子は甘いべきだ。
というわけで最低材料は4つです(頑張れば材料2つや3つも出来るとは思いますけど、美味しさも欲しいのです)。
では、番外編ということで「材料4つ!メレンゲ無し!で美味しく濃厚なガトーショコラ」を作っていきましょう!
基本材料(材料4つVer)
この量はパウンド型(中型)の場合で、焼き菓子用のカップであれば6個作れます。
- ダークラム酒を入れる場合は卵を混ぜるタイミングで「15ml」程度入れましょう!
- 仕上げに粉砂糖があると綺麗です。
作り方(材料4つVer)
ボールに「卵」「砂糖」を入れて混ぜておきます(ラム酒を入れる場合はこのタイミング)
- 卵は常温(出来れば30℃~40℃)にすること。
- しっかり混ぜること。
続いて、レンジ可能なボールに「ミルクチョコ」を入れてラップをして600wで1分40秒チンします。ダマがなくなるまで混ぜたら「薄力粉」も入れて良く混ぜます。
続いて、チョコレート生地側に事前に混ぜておいた卵を少しずつ入れてよく混ぜます
- 一気に卵液を入れると濃度が違うため混ぜにくいです。
- 温度が低くても混ぜにくいです(その際は10秒追加でチン)。
クッキングシートを設置したパウンド型に生地を入れて、余熱したオーブン160℃で約30分焼きます。加熱後は10分間オーブンに入れたままにします。
- カップ型の場合は半分程度入れます。
- 温度が高すぎると一気に膨らみ、一気に縮むのため注意が必要です(このあたりの加減はオーブンによって調整が必要です)。
加熱時間30分+放置10分の後に、オーブンから取り出し、粗熱が取れたら完成です。
- お好みで粉砂糖を振りましょう。
- 普通の包丁で綺麗に切れます。
お疲れ様でした!いただきます!
一晩寝かせると、美味しさが際立つね。
以下、考察や失敗例です。
- 薄力粉を少し入れてますが、焼き縮みはそれなりにあります。
- 加熱中は約2倍以上に膨らみますが、冷めた後は元の1.5倍弱で落ち着きます。
→ 通常は薄力粉を入れることである程度縮みは抑えられますが、これ以上入れると味が薄くなる可能性もあり、そうなると「純ココア」とかも入れる必要があって、材料が多くなってしまう。(そうした調整をしていくと基本の作り方にたどり着く)
ガトーショコラ全般に言えることですが、一気に熱を加えると、一気に膨らみ、大きな空洞が出来上がります。オーブンの特徴によっても違いますが、私の場合は160℃が安定していました。
保存(賞味期限)
乾燥を防いで冷蔵庫でしっかり保存しましょう!
冷凍にも強いです(食べる際は冷蔵庫でじっくりと解凍しましょう)。
賞味期限は水分や砂糖の量から厳しめに見積もってますが、ご参考のため、自己責任にて、出来るだけお早めにお召し上がりください。
レシピに関するメモ・雑記
本レシピを通して気になった点を個人的に残しておくエリアです。
◇別立てと共立てについて
→ 共立ては向き、不向きがある。共立てはその時はふわふわでも焼くと縮みやすいことがある。湯銭するなど温度管理をしっかりしても難しいことがある。本レシピは別立てのほうが良い。
◇ベーキングパウダーの利用は?
→ メレンゲの代わりに使えなくはない(小麦粉に混ぜ込んでおけば大丈夫です)。5g~10gぐらい。超濃厚じゃないからチョコの重さに負けずに膨らみます。
◇純ココアについて
→ 濃さに関係するためお好みの量を見つけるのは大事。生クリームをトッピングするなら濃くするとか。
◇ホワイトショコラは?
→ ホワイトチョコレートを使うバージョンですが。現状はイマイチ。フワっと感がなくて少しだけくどい甘さ。
- ホワイトチョコレート:90g
- 牛乳:50g
- バター:40g
- 卵2+砂糖30g
- 薄力粉40
とろけるチーズやクリームチーズ(Kiri)を混ぜてみたけど、あまり変化なし。
◇粉類の投入タイミング
最後の投入だとメレンゲに邪魔されて混ざりにくいためダマができやすい(ダマがあっても少量のため問題はないが気にはなる)。メレンゲ投入前に粉類を混ぜても焼き上がりの違いは無かった。
◇更新履歴(2022/08/xx)
・共立て→別立てに変更。
・純ココアを5g → 6gに変更。
・薄力粉+純ココアの投入タイミングを前倒し。
(参考) チョコレート焼き菓子の違い
ガトーショコラ、ブラウニーの違いって・・・?
チョコレートの焼き菓子は「ガトーショコラ」「ブラウニー」「チョコレートテリーヌ」などありますが、本サイトでは次のように区別しています。
名前 | 特徴 |
---|---|
ガトーショコラ | ふわっと焼き上げる。 (メレンゲあり) |
ブラウニー | ずっしりと焼き上げる。 (メレンゲなし) |
チョコレートテリーヌ | 湯銭焼きでずっしり濃厚に焼き上げます。 (しっとり系です) |
ポロショコラ?
基本VersionのレシピはKALDIさん等で扱われている「ポロショコラ」に感化されて作り上げました。ポロショコラのチョコレートはあまり濃厚ではありませんが、その分食べやすいお菓子になっています。本レシピのガトーショコラも濃厚さ抑えている分、パクパクと食べれてしまいます。
本レシピのガトーショコラは、ポロショコラ風ではあるのですが、無添加で、マーガリンの代わりにバターを使った手作りだけあって、以下の点でも好評の声を頂いています。
- チョコ感が本レシピのがほうがある。
- 口に甘さが残りにくい。
- マーガリン特有の香りが無くてより食べやすい。
まとめ
ポロショコラに感化されたガトーショコラのレシピをご紹介しました。本家のような食べやすさに加え、バターを使った手作りならではの美味しさがこのレシピにはあります。
- 食べやすいガトーショコラです。
- メレンゲは卵白とボールをしっかり冷やしてハンドミキサーを使ってしまえばあっという間にふわふわです!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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