勝栗(かちぐり)の戻し方とレシピ例

お菓子レシピ:その他
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しっかり乾燥させた勝栗をいただいたので、お菓子に活用してみました。本記事では次の内容に焦点を当てて書いていきます。

  • 勝栗の戻し方
  • 勝栗を甘露煮風に味付け
  • 甘露煮風にした勝栗のお菓子
勝栗(かちぐり)とは?

栗の実から殻と渋皮を取り除いて乾燥させた保存食です。
搗栗とも書きます。

勝栗の戻し方

色々な戻し方がありますが、お湯で約20分~30分程度煮るというのが一番簡単で確実です。

  • 一晩水につける必要ありません。
    → 水につけただけでは全然柔らかくなりません。
  • 味付けは戻した後に。
    → 味付けは後述しますね。
  1. 鍋に勝栗を入れて、浸るぐらいの水を入れて、約20分~30分茹でます。
  2. 湯切りすれば完成です。

※勝栗の種類(硬さ)によって茹で時間は調整しましょう。

勝栗を茹でます(20分~30分)
茹で上がりました。
お湯を切ったところです。

ここまでで柔らかくなった勝栗です。味は栗の風味だけです。

茹でる前後で重さはどう変わったかな?

約2倍だね。元々は140gあったけど約280gになったよ。

甘露煮風に味付け

続いて柔らかくした勝栗を甘露煮風に味付けします。

材料は次の通りです。

  • 砂糖:栗全体の1/3~1/4 (栗が250gなら砂糖を約80g~60g)
  • みりん:大さじ1
  • 塩:少々
  • 水:適当(浸るぐらい)
    →煮てる最中に減ったら追加します。

作り方は簡単です。

  1. 鍋に材料を入れて約30分程度煮ます。
    → 煮ている最中、水がたくさん減った場合は追加します。
  2. お好みで「ラム酒」(ダーク)を加えると、良い風味となります。
    (煮込み終わった後に加えます)
材料を入れて約30分煮ます。
途中、水の量を調整しながら煮終わったところです。
お好みでラム酒を入れます。
甘露煮風の完成です。

ここまでで勝栗が甘露煮風になりました。冷めながら味も染み込んでいきます。このままでも美味しく食べれますが、後半はお菓子に活用していきます。

甘露煮風に味付けした勝栗をお菓子に活用

例:パウンドケーキに入れます

パウンドケーキのレシピはこちらです。

型に生地を流した後に、甘露煮風の勝栗を入れて焼き上げれば完成です。

甘露煮風の勝栗を入れます。
少し沈めてから焼き上げます。
焼きあがりました。約半分が栗となり、いいバランスです。

※焼いている内に栗は下の方に沈みます。

例:マロンパイを作ろう

市販の冷凍パイシートを使ってマロンパイを作ります。

ポイントは勝栗と共に「マロンクリーム」を使うところです。マロンクリームは小さめの甘露煮勝栗を潰した後、全体2割程度のバターを混ぜ合わせれば完成です!

小さめの甘露煮勝栗を選別しました。
潰します。
バターを少量(全体の2割)加えて、少しチンした後にしっかり混ぜます。
混ざりました(マロンクリーム完成です)。

材料の準備が整ったため、早速マロンパイを作っていきます。三角マロンパイにします。

冷凍パイシートです。
伸ばします。
マロンクリームを載せて、勝栗も載せます。
フチに水を塗って包み、フォークでフチをギュっとします。
オーブン200℃で約25分焼きました。
切ったところです。

甘さ控えめで非常に美味しい仕上がりとなりました。

もちろん三角形状ではなく、横長のパイ型にしてもOKです(横長のほうが簡単です)。

マロンクリームと勝栗を載せます。
パイシートのラップを使って包むとめっちゃ楽です。
繋ぎ目をフォークでギュっとします。
オーブン200℃で25分焼きます。
焼きあがりました。
切ったところです。

まとめ

勝栗として以下の内容をご紹介しました。

  • 勝栗の戻し方。
    → 約20分~30分茹でます。
  • 勝栗の甘露煮風。
    → 材料を入れて約30分煮ます。
  • 活用レシピとしてパウンドケーキ、マロンパイをご紹介しました。
    → 簡単に美味しく活用出来ます。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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