低温コンベクションオーブンで勝栗を仕上げよう

お菓子レシピ:その他
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カリカリに乾燥させた保存食「かちぐり(勝ちぐり)」。

色々な作り方がありますが、乾燥工程で「低温コンベクションオーブン」を利用します。

  • 圧倒的な時短です!
  • 乾燥途中でのカビは発生しません!

そもそも勝栗(かちぐり)って何よ?

一言で言うならば、「加熱済みの栗の可食部をカラカラに乾燥させたもの」です。

  • 保存食であり、常温保存が可能です。
  • 可食部 = 渋皮も取り除いた黄色い部分のこと。

名前に「勝ち」が含まれていることから、勝利を願う縁起物として、特にお正月や祝事の際に食べられてきました。昔は戦の前に武士たちが勝利祈願として食べたとされ、「勝つ栗」として縁起の良い食べ物として知られています。

勝栗を作ってみよう!

ここで紹介する作り方は昔ながらの製法ではありません。
乾燥工程に低温コンベクションオーブンを使って、確実に乾燥させます!
⇒ 具体的には90℃で約5時間です!

全体の流れは、

  • 栗を茹でた後に、鬼皮、渋皮を取り除く。
  • オーブン90℃で約5時間乾燥。

です。単純ですよね?

具体的に説明していきますね。

1.最初に茹でて、栗の皮(鬼皮と渋皮)を剥きます。

湯で時間は約30分ぐらいです。
茹で上がり後は、熱いうちに外側の「鬼側」と「渋皮」を剥きます。

  • 栗に切れ込みを入れて、圧力鍋(5分&急速冷却)という手順もあります。
    ⇒ まぁ結局、皮を剥くのは大変なんですけどね。
茹でてます。
茹で上がり。
頑張りどころ。

ある意味、最大の難関ですね。
(渋皮を剥くのが結構大変なんですよね・・・)

頑張りました。
Q
栗は茹でないとダメ?(生栗のままは?)
A

勝栗は茹でた栗を使います。
生栗では十分に乾燥させることが出来ません(結果的に保存出来ません)。

2.低温90℃で最低5時間は乾燥させます。

渋皮剥くの大変でしたよね?お疲れ様でした。
ここからは、並べてほったらかしです。

乾燥開始!
乾燥終了!
カラッカラです!

きっと5時間後は栗がカラカラしているはずです。
まだかな?って気になるときは、70℃設定で+2時間追加しましょう!

完成後は、ビンなどに入れて保存しましょう。

ビンに入れました。
数ヶ月眠っていただきます。
  • 常温保存が可能です。
  • 心配であれば乾燥剤も入れておくと良し。

※冬備えって感じですねぇ・・・。
(冷凍庫とか無い昔は、こうやって冬用の食材をガンガンキープしたのでしょうね)

勝栗の食べ方(戻し方)は?

是非、お正月などに食べましょう!

  • お湯で短時間ゆがけば、ほくほくの栗の出来上がり。
  • 戻しながら味付けして甘露煮っぽく調理してもいいですね。

戻さずにカリカリと食べる人も稀にいます(汗。
せっかくなので美味しくいただきたいですね!

最後までご覧いただきありがとうございました!

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