今回は純ココアと調整ミルクの違いを「主原料」や「主成分」から比較し、純ココアから「調整ココアを作る方法」について載せていきます。
一般的にお菓子に使うココアは「純ココア」ですが、お菓子レシピによっては、「調整ココア」を使うレシピもあります。調整ココアは、ミルクココアとも呼ばれています。調整ココアは純ココアに砂糖などを添加しています。
原材料や成分の違いは何でしょう?
純ココアから調整ミルクを作ることは簡単なのでしょうか?
以下、目次となります。
原材料の違い
ここでは森永さんのホームページを参考にします。
市販のミルクココアは実に多くの原材料が含まれています。
最も含まれているのは甘さを出すための「砂糖」です。あとはミルク感を出すために「脱脂粉乳」も含まれています。他にも色々と含まれていますが、ミルクココアを溶けやすくしたり、風味をより良くするためですね。
純ココアからミルクココアを作る
純ココアに「砂糖」「スキムミルク」を加えれば出来ます。
- 純ココア:1
- 砂糖:2
- スキムミルク:1
といった比率です。
もしもお菓子レシピで、「ミルクココア」や「調整ココア」が材料になっていて、自宅に純ココアしかない場合でも、上記の比率を覚えておけば対応出来そうです。
ミルクココア 12g | ミルクココア 60g | ミルクココア 100g | |
---|---|---|---|
純ココア | 3g | 15g | 25g |
砂糖 | 6g | 30g | 50g |
スキムミルク | 3g | 15g | 25g |
マグカップ1杯(140ml程度)であれば、ミルクココア約12g程度で丁度いいかなと考えます。なお、スティックタイプも約12gの内容量ですが、濃さはお好みで調整ですね。
ところで、スキムミルクが家に無い場合は・・・。
スキムミルクがない場合は「純ココア:砂糖」⇒「1:2」や「1:2.5」程度にして、「ホット牛乳」で溶かせば良いですね。それか、そもそもミルク系は加えずに、よりココア感を楽しむってのもアリかなと思います。
調整ココアしかない。
例えば、レシピに「純ココア」って書いてあるけど、家に「調整ココア」しかない場合です。
この場合「砂糖」「スキムミルク」が含まれることが許容できるのであれば、代用出来ますね。
調整ココアの量 | 含まれる砂糖 | 含まれるスキムミルク | |
---|---|---|---|
純ココア [5g] | 20g | 10g | 5g |
純ココア [10g] | 40g | 20g | 10g |
純ココア [20g] | 80g | 40g | 20g |
例えば、純ココア10gを使うレシピであれば調整ココア40gを使って、砂糖を20g減らせばOKです。ただしスキムミルク等の原料も追加されます。
(参考) 成分の違い
ここでは「ココアの量が同等」になるように比較します(ココア含有量が同等基準)。
純ココア(5g) | ミルクココア(20g) | |
---|---|---|
エネルギー | 18kcal | 77kcal |
たんぱく質 | 1.1g | 1.9g |
脂質 | 1.2g | 1.6g |
炭水化物 | 2.1g | 15.1g |
純ココアに「砂糖」「脱脂粉乳(スキムミルク)」を混ぜると、上記表のミルクココアに近い成分になるのではないでしょうか。例えば、「純ココア(5g)」に対して「砂糖(10g)」+「スキムミルク(5g)」といった具合です。
まとめ
本記事では純ココアとミルクココアの違いをご紹介しました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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