シュークリーム食べます?
今回は家庭でわりと簡単に作れるシュークリーム(本ページではシュー生地に特化)についてご紹介します。
だいぶ出遅れましたが、子供にも人気のある「マッシュル-MASHLE-」というテレビアニメに感化されています。
自分で作るシュークリームは格別です。
シュー生地は、ポイントを抑えてしまえば、誰でも簡単に作れるお菓子メニューの1つです。
- 本ページはシュー生地に特化しており、手順を詳しく載せています。
- オーブンの天板サイズは25cm×25cmで、大きめ9個が焼けます。
↓ カスタードクリームは別ページです(前日等に作っておきましょう。あるいは焼いている最中に作って急速に冷やすという手もあります)。
最初はちょっと感動。ポイント抑えれば誰でも作れます。
材料や道具の準備
材料(大きめ9個分)
天板サイズは25cm×25cmで、大きめ9個焼ける量です。
(中くらいサイズでよければ、12個ぐらいも焼けます)
材料 | 量 | 補足 |
---|---|---|
バター | 60g | 常温にしておきます。 マーガリン、サラダ油で代用可。 |
水 | 120g | |
薄力粉 | 60g | |
卵 | 3個 | Mサイズで正味量は約150g。 常温にして溶いておきます。 |
- バターはマーガリン、サラダ油でも代用可能ですが、風味は少し落ちます。
→ けど、クッキーとかと違って、そこまで気になりません。十分美味しいと思います。 - 卵は少し余ることもあるぐらいの量です。
→ 薄力粉を入れた後の加熱状況によって生地を調整しやすくするためです。
主な道具
本レシピで利用する主な道具です。
道具 | 用途・補足 |
---|---|
鍋+コンロ | 材料加熱用です。 |
ヘラ | 混ぜる用です。 しっかりと力が伝わる木ベラが良い。 |
絞り袋 | 生地を絞る用です。 |
クッキングシート | 生地を載せる用です。 |
オーブン | 200℃で加熱します。 天板も使います。 |
※霧吹きは無くても良いです(手でぱっぱで代用可能なので)。
※シュークリームってクリームも含めると、2枚の絞り袋を使います。私は週2回作るときがあって結構大量に使っていたのですが、次の商品は丈夫で枚数も多くお勧めです。
作り方
※シュークリーム生地は作り始めてからノンストップで進めます!
- 余熱時間のかかるオーブンは今のうちに200℃で余熱開始です。
- 天板へのクッキングシート配置や絞り袋も全部準備しておきましょう!
「1」鍋にバターと水を入れて中火加熱し、沸騰後すぐに弱火にして薄力粉を入れて1分弱混ぜます。
鍋に「バター」「水」を入れて、中火で加熱し、沸騰するまでヘラで混ぜます。
沸騰と同時にすぐに弱火にして「薄力粉」を入れて、よく混ぜます。
→ 約1分弱混ぜ、ぼてっとひと固まりになっていれば十分です(加熱し過ぎると水分も少なくなってこの後の工程で支障が出ます)
「2」鍋をコンロから下ろし2分後に、卵を少しずつ入れてよく混ぜます。
鍋をコンロから下ろして布などの上にのせ、粗熱をとります(約2分)。
続いて、卵を少しずつ入れてよく混ぜます。
最初は塊っぽく混ざりにくいですが、強く混ぜてればすぐに滑らかになります。
※つるんって感じの塊のままだと失敗するため、しっかり混ぜて馴染ませてください(結構手が疲れますが、持ち替えたり筋肉でカバーします)。
最終的に、ゆっくりと生地が落ちるぐらい。
- 理想はヘラの生地が逆三角形の形を作ってゆっくり落ちるぐらい。
※ぼとっと落ちるぐらいでもセーフ。 - 全然生地が落ちないのはダメ(膨らむけどゴワゴワした仕上がりになる)。
→ 卵液を追加しましょう。 - つるんって感じの塊のままもダメ。
→ しっかり混ぜて再調整しましょう。
※本レシピの場合、ほんの少し卵が余ることもあります。
(その時の加熱時間などや気温によって、違いが出るため都度微調整が必要です。)
「3」生地を絞り袋に入れシート上に9個絞って整えて少し水分振ってから200℃で30分焼き上げます。
生地を絞り袋にいれて、クッキングシート上に絞っていきます。
- 絞り袋は金口は不要で、先端を切ってあげれば良いです。
- 絞り間隔は2~3cm程度あければ良いです。
濡れた指先で生地全体を少し整えます(尖っている部分をならして、厚さを1cm強ぐらいにする)。
最後に、全体に霧吹きをかけるように、手でぱっぱと水分を吹き付けます。
しっかり余熱したオーブン200℃で30分焼きます。
焼き上がり後は10分程度、そのまま放置します。
※クリームは焼いている最中に作っても良いですし、前日に作っても良いです(冷ます時間があるため前日がお勧め)。
「4」粗熱が取れたら包丁等で穴をあけてクリームを入れれば完成です。
側面上部のほうに包丁を刺して、包丁を少し回転させて穴を開けます。
あとはクリームを入れてあげれば完成です。
※世の中にはシュークリーム用の金口ってのも売ってますが、絞り袋の先を少し切るだけで十分に注入出来ます。
完成です!お疲れ様でした!すぐに食べても良いですし、じっくり全体を冷やしてから食べてもOKです。
(参考)シュー生地の上側を切ってクリームを入れてあげる方法もありますね。
(参考)本レシピは25cm×25cmの天板で9個を基準にしていますが、少し小さめにして12個で焼きあがることも出来ます。
今日は10個欲しい・・・。
配置や大きさを微調整すればいける!
今日は11個!
はい!
サラダ油を使う場合も同じ作り方です
バターの代わりにサラダ油を使っても同じように出来上がります。
(ただし、油分の主張が強いため、卵を混ぜる際に、少し混ざりにくかった時がありました。)
風味は?
少しあっさり。
好みもありますが、シュー生地の場合はサラダ油でも全然問題ないなって思いました。
→ あっさりな感じなため、クリームを引き立たせるように使うことも出来ると考えます。
以下、サラダ油を使ったときの様子を少し載せておきます。
風味をあまり落とすことなく、低コストなのでお勧めです。
(最近はバターが高いですからね)
2/3の量でも作れるかどうか
問題なく作れます。
本レシピの分量は非常にわかりやすいので、「2/3」にした場合は次の量です。
材料 | 量 | 補足 |
---|---|---|
バター | 40g | 常温にしておきます。 マーガリン、サラダ油で代用可。 |
水 | 80g | |
薄力粉 | 40g | |
卵 | 2個 | Mサイズで正味量は約100g。 常温にして溶いておきます。 |
作り方は全く同じです。
- 鍋に「バター(油)」、「水」を入れて中火で加熱して沸騰させます。
- 弱火にして「薄力粉」を入れて、木ベラで1分弱良く混ぜ、2分程度タオルの上で放置させます。
- 「卵」を少しずつ入れて、都度よく混ぜます。(だらっと垂れて逆三角形が出来るぐらいになればOK)
- 絞り袋に入れて、シート上に6個配置して、濡れた手で上部を整えて、全体にぱっぱと水をかけます。
- 余熱したオーブン200℃で約30分加熱し、過熱後は10分程度そのままオーブン内で放置します。
- お好みのクリームを入れて完成です!
6個の場合だと、牛乳200mlで作る普通のカスタードクリームは多めの量で入れることになります。
絞り袋なしで作れるか?
- Q絞り袋を使わないで生地を絞ることは出来るか?
- A
少し整形が難しいですが、可能です。
★ 6個サイズのときに試してみました。
いつも通り生地を練り上げたら、木ベラに載せた生地を、シート上でドサって置いていきます。
配置した後は、水で塗らした手で少し形を整えて、全体に少し水滴をつけます。
いつも通りの時間・温度で焼き上げます!
少し形が気になるシューもありますが、問題なく膨れ上がりました!!
保存(賞味期限)
ここでは、シュークリームにした場合の賞味期限を載せておきます。
(シュー生地だけであれば、水分量が少ないため常温で1日程度は全然問題ありません。)
シュークリームは冷凍保存も出来ます。ただし、シュー生地がにおいを吸いやすいため、しっかり袋に入れて保存しましょう。食べる際は冷蔵庫でじっくり解凍でOKです。
賞味期限はご参考のため、完成後は出来るだけお早めにお召し上がりください。
最後にシュークリーム生地を膨らませるポイント
- Qシュー生地が膨らまないです・・・。
- A
ポイントを再度整理します。
- 沸騰したところに薄力粉を入れ、適度に熱を加えて混ぜる。
→ 出来れば80℃程度で良い(けど判断が難しいため弱火にして1分弱混ぜるで良い) - 卵は少しずつ入れて、そろそろ~っと生地が落ちるぐらいが良い。
→ 最後のほうは微調整(本レシピの配合だと少し余ると思います) - 焼く直前は表面に水分を与える。
→ いきなり表面が焼けてしまうと膨らみにくくなります。 - 生地が冷たくなる前にさっさと焼き始め、焼いてる最中は開けない。
→ 途中でオーブンを開けると萎んでしまします。
- 沸騰したところに薄力粉を入れ、適度に熱を加えて混ぜる。
シュー生地は、これらのポイントを守らないと綺麗に膨らまないです。
1回目で雰囲気を掴み、2回目や3回目で確実にモノにしていきましょう。
ぜひ、毎回確実にシュー生地を膨らませて、美味しいカスタードクリームと合わせていただきましょう!
慣れてきたら、より難しいクッキーシューも是非!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。是非作ってみてください。
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