本記事では、以下の内容に焦点をあてて書いてみます。
- 砂糖、はちみつ、メープルシロップの特徴
- 砂糖、はちみつ、メープルシロップの甘味の感じ方
※砂糖には色々な種類(上白糖、グラニュー糖、てんさい糖・・・)がありますが、本記事でそれらは特に区別しません。
主成分や特徴
- 砂糖はさとうきびや甜菜(てんさい)から作られます。
- 蜂蜜は花の蜜から作られます。
- メープルシロップはメープルの木の樹液です。
→ 樹液を加熱して煮詰める。
ざっと表でまとめます↓
項目 | 何から作られる | 特徴 | 注意点 | 主要成分 |
---|---|---|---|---|
砂糖 | さとうきび、 てんさい | 白色結晶、 甘味が強い | ー | サッカロース |
はちみつ | 蜜蜂の花蜜 | 自然な甘み、 芳香性がある | 1歳未満の乳児に与えない (加熱してもダメ) | グルコース、 フルクトース |
メープル シロップ | メープルの木の樹液 (カナダが有名) | 独特の風味、 深い甘みがある | ー | サッカロース、 フルクトース |
以下、ご参考までにサッカロース等のご説明を載せておきます。
(Zzz…)
甘味の感じ方
砂糖、はちみつ、メープルシロップで甘みの感じ方は異なります。
同じ量であれば「はちみつ」「砂糖」「メープルシロップ」の順で甘みを強く感じやすいです。
もしも、
同じ甘みの感じ方にする場合の量は、
- 砂糖:10g
- はちみつ:7g
- メープルシロップ:13g
とかでしょうか(あくまで例えです)。
※ただし、甘味の感じ方は個人差はありますし、素材の温度によって感じ方は異なります。
- はちみつの甘さ: はちみつは、グルコースとフルクトースを主成分とする自然の甘味料です。一般的にはちみつは砂糖よりも甘く感じられることがあります。これは、はちみつが多くの自然な糖類を含んでいるためです。また、はちみつには微量のフルクトースが含まれており、フルクトースは一般的にグルコースよりも甘みを感じやすいとされています。
- 砂糖の甘さ: 砂糖(サッカロース)は、結晶状の甘味料です。一般的にはちみつよりも甘さが強く感じられることがあります。これは、砂糖が純粋なサッカロースであり、他の成分が含まれていないためです。砂糖は甘みが強いため、一般的に少量で十分な甘さを実現することができます。
- メープルシロップの甘さ: メープルシロップは、メープルの木の樹液を濃縮して作られた甘味料です。一般的にはちみつや砂糖よりも独特の甘さがあります。メープルシロップはフルーティで深い風味を持っており、甘みもやや芳醇です。砂糖やはちみつと比べると、メープルシロップの甘さはやや穏やかであり、風味とのバランスも重要な要素となります。
お菓子作りや料理などで利用する場合、砂糖をはちみつに置き換えると少量で済むかもしれません(ただし粘度の関係で全量を使うことは難しいでしょうね・・・)。
例えば、材料に「はちみつ」を含む「カステラ」は、”はちみつ”と”砂糖”の配合比率も重要要素の1つです。全部をはちみつに置き換えてもイマイチな仕上がりです。
その他
◇温度による甘味の感じ方
以下の記事によると、はちみつは冷たいほうが甘味を感じやすいようです。
◇メープルシロップの風味
残念ながら加熱させると、風味は結構飛んじゃいます。加熱させたてもメープルの風味を味わいたい場合は、メープルシュガーを使うといいようです(市販品は香料が入っているものもあります)。あるいは仕上げにたっぷりかける、など。
まとめ
砂糖、はちみつ、メープルシロップの主要成分(サッカロース、グルコースなど)をご紹介しました。
また、甘味の感じ方は一般的には「はちみつ」>「砂糖」>「メープルシロップ」です(個人差有り)。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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