バニラの香りを楽しむ:種類と使い分けガイド

お菓子コラム
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今回は「バニラ」にフォーカスします。

本記事でわかること
  • バニラの基本知識
  • バニラエッセンスとバニラオイルの違い
  • バニラビーンズペーストの紹介

バニラとは

バニラビーンズ

バニラは、ラン科の植物の一種であるバニラ蘭から採れる香料です。

バニラの香りは、バニラビーンズと呼ばれる種子鞘から得られます。バニラビーンズは、熟成や発酵を経て、独特の甘く芳醇な香りを持つようになります。これらのビーンズは、さまざまなお菓子や飲み物に使用され、特にアイスクリームやケーキなどで人気です。

バニラを活用したお菓子

  • バニラアイスクリーム
  • バニラケーキ
  • プリン
  • カスタードクリーム

バニラの風味はお菓子の香りをレベルアップしてくれます。

バニラの鞘の使い方

中身の種を使います。

  • 鞘に切れ込みを入れます。
  • ナイフなどで種をそぐように取ります。
    → 種は油分などで固まっているため、バラバラになるように良く混ぜましょう!

※鞘を一緒に煮込んでもいいですが、最後には取り出しましょう。

バニラエッセンスとバニラオイルで時短

バニラの鞘は値段が高く、手頃さに劣ります。
事前に香りだけを抽出した、バニラエッセンスやバニラオイルを使うと便利です。

バニラエッセンスとバニラオイルの違いをまとめておきます。

項目バニラエッセンスバニラオイル
価格安め普通~高い
※天然成分は高め
主な使用用途飲み物
アイスクリーム
プリン
カスタード
など
アイスクリーム
プリン
カスタード
焼き菓子
など
注意点熱には弱い。水分多めの材料には混ざりにくい
製法アルコール、
水にバニラを浸して抽出
油にバニラを浸して抽出
風味一般的にマイルドで軽い濃厚で強い香り
保存方法涼しく暗い場所涼しく暗い場所

→ 手頃に入手できるのはバニラエッセンスですが、活用の幅が広いのはバニラオイルです。

バニラエッセンス

バニラエッセンスは、アルコールや水にバニラビーンズを浸して抽出されたものです。アイス、クリーム、飲み物に使いやすく、手軽にバニラの香りを楽しむことができます。

  • ささっと振り掛けることが出来るため手頃です。
  • 天然と合成のものがあり、合成の方が一般的に安価です。

バニラエッセンスは熱に弱いため、加熱する際は注意が必要です。
→ 焼き菓子に使えなくはないです。もしも使う場合は多めに使いましょう!

バニラオイル

バニラオイルは、油にバニラビーンズを浸して抽出されたもので、バニラの香りが強く濃厚です。
加熱しても香りが飛びにくく、焼き菓子を含めて万能的に利用できます。

「オイル」というだけあって、水や牛乳には混ざりにくいです。
(生地にある程度の粘度があればOK)

バニラビーンズペースト

一般的にバニラオイルやバニラエッセンスに「バニラの種」(黒い粒粒)は含まれていません。

いい商品があります。

バニラビーンズペーストは、バニラビーンズの種を含むペースト状の調味料です。使いやすく、安全性も高いため、さまざまなお菓子作りに便利です。バニラビーンズの豊かな風味と香りをそのまま楽しむことができます。

言い換えるならばバニラオイルを濃厚にして種も入れました!って商品ですね。
(めちゃくちゃ便利)

Q
バニラビーンズペースには欠点は?
A

ドロっとしているため(濃厚な状態であるため)、ある程度混ぜる必要があります。

バニラビーンズペーストの特徴

  • 種入り: 見た目も風味もバニラビーンズそのもの
  • 使いやすさ: チューブや瓶入りで計量しやすい
  • 安全性: 添加物が少なく、自然な香りを楽しめる

バニラビーンズペーストを試す

購入したので早速試します。

外箱
賞味期限は長めです。

チューブ型は使いやすいです。
少し粘度がある状態なため、少し押すと適量を簡単に出すことが出来ます。

適切な量が出てきます。
スプーンに出した感じ(適切な粘度)
Q
保存は?
A

常温保存でOKです。
開封後は早めに消費・・・という記述は特になし(バニラエッセンスやオイルもそういった記載ないため1年ぐらいなど常識の範囲で使い切りましょう)

★ まずは「プリン」に試します。

  • いつも通りに混ぜ込みます(2mlぐらい)。
  • 蒸した後、種が表面と下部に集中するのは天然ものでも同じですね。
    (もっとも、生クリーム利用などの濃厚な生地であれば軽減できますが)

★ 続いて「カスタードクリーム」に試しました。

  • 冷ます段階で混ぜ込みます(3mlぐらい)。
  • 普通に馴染んでくれて、全体にばらけました。
温かい生地に「バニラビーンズ」入れます。
うまく馴染みました。
シュー生地に入れました。

いずれの場合もバニラ風味を楽しむことが出来ました!
おすすめです!

まとめ

バニラは、お菓子作りに欠かせない香料で、その豊かな香りと風味はさまざまな形で楽しむことができます。

  • バニラの鞘
    → バニラそのものであるが、値段は高めで手頃さにかける。
  • バニラエッセンス
    → 入手しやすく手頃にさらっと使える。ただし熱で風味が飛びやすい。
  • バニラオイル
    → 手頃に使える。熱にも強く万能。
  • バニラビーンズペースト
    → 濃厚にして種も入れたバニラオイルに相当する。濃厚なため混ぜにくいときがある。

個人的に「バニラビーンズペースト」は手頃にお菓子作りをレベルアップできるためお勧めです。
※バニラの種が不要なお菓子も稀にありますが、入っていると高級感が出ます!

バニラの風味をうまく活用して、素敵なお菓子作りを楽しんでください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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