チョコレート焼き菓子「ガトーショコラ」の作り方(メレンゲ無しの作り方もあり)

お菓子レシピ@パウンド型
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今回はチョコレートを利用したふわっとした焼き菓子「ガトーショコラ」のレシピをご紹介します。

  • パウンド型で焼き上げます。
  • 食べやすさ重視のガトーショコラです。

本記事の後半にはメレンゲ無しの簡単な作り方も載せました!

本レシピについて
  • 作業時間:30分
  • 合計時間:180分
  • 基本材料:ミルクチョコ、牛乳、バター、砂糖、卵、薄力粉、純ココア
  • 仕上げ:オーブン160℃
  • 特徴:食べやすさ優先。

    *時間は目安です。
    *作業時間:焼き冷ましを含まない時間です。
    *合計時間:食べられるまでの時間です。

ちょっと材料が多く感じますが、よくある材料です。メレンゲは作ります。

作り方(基本Ver)

「1」材料・準備(20×8cmパウンド型)

A, B, C, D それぞれで合わせておくと楽です(Aは電子レンジ可のボール)
材料補足
(A) チョコレート100g板チョコ2枚分。ミルクチョコが無難。
(A) 牛乳60ml
(A) バター40g無塩有塩でも。
(B) 砂糖30g
(B) 卵白2個分M~Lサイズ
(C) 卵黄2個分M~Lサイズ
(D) 薄力粉35g
(D) 純ココア6g薄まった分を補うために必要です。
(あれば)粉砂糖適量

※ダークラム酒を10ml程度追加してもアレンジで美味しい(卵黄のときに投入)。

もう少し濃いめ(ビター)にしたいなら

本ページの後半でもご紹介しますが、次のように材料の一部を変更してみてください。

  • 牛乳:60→50g
  • バター:40→50g
  • 砂糖:30→50g
  • 純ココア:6g→20g

濃いガトーショコラはホイップクリームとの相性もばっちりです。

本レシピで利用する主な道具です!
道具用途・補足
パウンド型+クッキングシートパウンド型のクッキングシートがあると楽です。
ヘラ混ぜる用です。
ハンドミキサー卵+砂糖でメレンゲ作る用。
オーブン本レシピは160℃で焼きます。
電子レンジチョコ&バターを溶かす用。
ボール、ラップ等は省略しています。

最初にささっと準備!

「パウンド型」に「クッキングシート」をしいておきます。他の材料もボールに入れて計量しておくと楽です。

  • ボール(レンジ可能):バター+チョコ+牛乳
  • ボール:卵白+砂糖(器ごと冷蔵庫で冷やしておく)
  • ボール:薄力粉+純ココア
  • ボール:卵黄

写真ではパウンド型のクッキングシートを使っており便利です。無い場合は側面+底を繋げた状態でシートをしきます(取出しやすくするため)。

では、準備ができたらささっと作り上げます!

「2」チョコ類を溶かし混ぜ、卵黄、粉類も混ぜます。

本工程のポイント
  • チョコレートはある程度大きいままチンでもOKです(混ぜてれば溶けます)。
  • 溶け残りがある場合は追加で10秒程度チンします。
  • 粉類もしっかり混ぜます(少量のためグルテンは気にしない)。

電子レンジ可能のボールに「チョコ」「牛乳」「バター」を入れて、電子レンジ600wで1分10秒ぐらいチンし、ヘラを使って良く混ぜます。

チョコ・牛乳・バターをチンして溶かします。

続いて、といた「卵黄」も加えてよく混ぜます。そして「薄力粉」「純ココア」も加えてよく混ぜます。

続いて、卵黄も加えて良く混ぜます。
薄力粉・純ココアも加えて良く混ぜます。

「3」メレンゲを作ってチョコ側と混ぜます。

本工程のポイント
  • 直前まで器ごとよく冷やしてあれば、メレンゲは簡単に作れます。
    → メレンゲは固くしすぎないように!
  • メレンゲとチョコ側を混ぜる際、特に最初の1/3はしっかりと混ぜ合わせてます。

ボールに「卵」「砂糖」を入れ、メレンゲを作ります。
→ メレンゲにツノがたつか、たたないぐらいが丁度良いです(8分立てぐらい)。メレンゲが強すぎると焼き上がり後の縮みが大きいです。

「砂糖」「卵白」をハンドミキサーで良く混ぜます。
1分~2分でメレンゲ生成完了です。

そろそろ、オーブンを160℃で余熱開始します。

チョコ側に「メレンゲ」を1/3ずつヘラを使って混ぜます。最初の1/3はしっかり十分に混ぜます。次の1/3もしっかり目に混ぜ、最後の1/3はさっと20回ほど混ぜます。

最初の1/3はしっかり混ぜます。
次の1/3もよく混ぜ合わせます。
混ぜ終わりました。

「4」型に流してオーブン160℃で約30分焼き上げます。

本工程のポイント
  • オーブンの種類によって加熱時間は調整が必要なことがあります。
  • パウンド型から取り出す際は、シート全体を持ちながらゆっくりと取り出します。

パウンド型に生地を流して余熱したオーブン160℃で30分ぐらい焼きます(加熱中は結構膨らむことがあります)。

パウンド型に生地を流して余熱したオーブン160℃で30分焼きます(半量の場合は20分でOK)


加熱完了後、10分程度してからオーブンから取り出し、側面のシートを剥がして乾燥しないように型をかぶせて冷まします。

※ラップをして冷蔵庫で冷やしてもOKです。

※先に側面シートを剥がすことで焼き縮みが抑えられる(と思います)。

焼き上がりから10分経過したところです。。荒熱とれたらしっかり冷やしましょう。
側面シートを剥がしたところです。
型をかぶせて冷ましてます(ラップでも良い)。

完成です!お疲れ様でした!食べやすいです!トッピングでホイップクリームなどを添えても美味しいです!

食べやすい美味しさのガトーショコラです。

普通の包丁で切り分けます。
かなりいい状態で焼きあがっています。
アレンジトッピング。

粉砂糖をさっとふりかけてもOKです。

(参考)ブラック+ミルクチョコ ver

チョコレートの半分をブラックチョコにして、全体量を見直すことで「純ココア」無しにして作ることも出来ます。ただし、濃さは控えめで、あっさりした口当たりです。

  • チョコレート(ミルク+ブラック):100g
  • 牛乳:50g
  • バター:50g
  • 卵黄:2個
  • 薄力粉:35g
  • 卵白:2個
  • 砂糖:35g
チョコ、バター、牛乳を溶かす。
卵黄を入れて混ぜる。
薄力粉を入れて混ぜる。

→ という具合で作り方は同じです!まったく同じ具合に仕上がります。

(参考)しっかりビターなガトーショコラ

生地の食感や重たさは変えずに、味わいに深みを追求します。

材料補足
(A) チョコレート100g板チョコ2枚分。ミルクチョコが無難。
(A) 牛乳50ml
(A) バター50g無塩有塩でも。
(B) 砂糖50g
(B) 卵白2個分Lサイズ卵推奨
(C) 卵黄2個分Lサイズ卵推奨
(D) 薄力粉35g
(D) 純ココア20g
(あれば)粉砂糖適量
  • 作り方は同じです。
  • ビター感が強くなりお好みでホイップクリームがあると良し。
焼き上がりはいつもどおりです。
内部もいい感じです。
ホイップクリームとの相性ばっちり。

この配合のように作り方のポイントさえ覚えておけば、好みの味わいに微調整できます。

材料4つでメレンゲなしでガトーショコラを作ろう!

テーマは「もっと簡単にガトーショコラを!」です。

パウンド型で焼き上げた。
カップ型でも。
  • 卵の水分を利用して生地を膨らませます。
    → 卵の量は全体量から見て多めにしないとだめ。
  • 薄力粉は入れます。
    → 水分を吸収してしっとり感を維持&形状の維持。
  • 砂糖は追加で入れます。
    → やはりお菓子は甘いべきだ。

というわけで最低材料は4つです(頑張れば材料2つや3つも出来るとは思いますけど、美味しさも欲しいのです)。

注意点
  • 萎みやすいです(温度管理が難しい)。
    → 前向きに捉えれば、どしっとした濃厚な仕上がりです(ブラウニーに近いです)。
  • あくまでも簡単工程&簡単材料でそれなりのガトーショコラを作ろう!って思っていただければOKです。

では、番外編ということで「材料4つ!メレンゲ無し!で美味しく濃厚なガトーショコラ」を作っていきましょう!

基本材料(材料4つVer)

この量はパウンド型(中型)の場合で、焼き菓子用のカップであれば6個作れます。

基本材料
  • ミルクチョコ:200g
  • 薄力粉:20g
  • 卵(常温):3個
  • 砂糖:30g
  • ダークラム酒を入れる場合は卵を混ぜるタイミングで「15ml」程度入れましょう!
  • 仕上げに粉砂糖があると綺麗です。

作り方(材料4つVer)

ボールに「卵」「砂糖」を入れて混ぜておきます(ラム酒を入れる場合はこのタイミング)

  • 卵は常温(出来れば30℃~40℃)にすること。
  • しっかり混ぜること。
卵、砂糖を混ぜます。
混ざりました。

続いて、レンジ可能なボールに「ミルクチョコ」を入れてラップをして600wで1分40秒チンします。ダマがなくなるまで混ぜたら「薄力粉」も入れて良く混ぜます。

レンジ可能なボールにチョコを入れる。
ラップする。
600wで1分40秒程度チンする。
チョコがしっかり溶けた。
薄力粉を入れる。
薄力粉が混ざった。

続いて、チョコレート生地側に事前に混ぜておいた卵を少しずつ入れてよく混ぜます

  • 一気に卵液を入れると濃度が違うため混ぜにくいです。
  • 温度が低くても混ぜにくいです(その際は10秒追加でチン)。
卵液を混ぜていく。
混ざりました。

クッキングシートを設置したパウンド型に生地を入れて、余熱したオーブン160℃で約30分焼きます。加熱後は10分間オーブンに入れたままにします。

  • カップ型の場合は半分程度入れます。
  • 温度が高すぎると一気に膨らみ、一気に縮むのため注意が必要です(このあたりの加減はオーブンによって調整が必要です)。
パウンド型であればクッキングシートを設置。
生地を流し込みます。
加熱後です。

加熱時間30分+放置10分の後に、オーブンから取り出し、粗熱が取れたら完成です。

  • お好みで粉砂糖を振りましょう。
  • 普通の包丁で綺麗に切れます。
冷めたのでシートを剥がしているところです。
今回は粉砂糖振りました。
お皿に盛ったところです。

お疲れ様でした!いただきます!

一晩寝かせると、美味しさが際立つね。

ホイップクリームとの相性も最高です。

以下、考察や失敗例です。

  • 薄力粉を少し入れてますが、焼き縮みはそれなりにあります。
  • 加熱中は約2倍以上に膨らみますが、冷めた後は元の1.5倍弱で落ち着きます。
カップの場合です。
焼き上がり直後。
それなりに縮みます。

→ 通常は薄力粉を入れることである程度縮みは抑えられますが、これ以上入れると味が薄くなる可能性もあり、そうなると「純ココア」とかも入れる必要があって、材料が多くなってしまう。(そうした調整をしていくと基本の作り方にたどり着く)

パウンド型も横から見ると縮んでいるのが見える。

ガトーショコラ全般に言えることですが、一気に熱を加えると、一気に膨らみ、大きな空洞が出来上がります。オーブンの特徴によっても違いますが、私の場合は160℃が安定していました。

一気に熱を加えたのでかなりの縮みです。
カップの底には空洞がありました。

保存(賞味期限)

乾燥を防いで冷蔵庫でしっかり保存しましょう!

冷凍にも強いです(食べる際は冷蔵庫でじっくりと解凍しましょう)。

賞味期限
  • 常温:半日(夏場は避ける)
  • 冷蔵:4日
  • 冷凍:1ヶ月

賞味期限は水分や砂糖の量から厳しめに見積もってますが、ご参考のため、自己責任にて、出来るだけお早めにお召し上がりください。

レシピに関するメモ・雑記

本レシピを通して気になった点を個人的に残しておくエリアです。


◇別立てと共立てについて
→ 共立ては向き、不向きがある。共立てはその時はふわふわでも焼くと縮みやすいことがある。湯銭するなど温度管理をしっかりしても難しいことがある。本レシピは別立てのほうが良い。

◇ベーキングパウダーの利用は?
→ メレンゲの代わりに使えなくはない(小麦粉に混ぜ込んでおけば大丈夫です)。5g~10gぐらい。超濃厚じゃないからチョコの重さに負けずに膨らみます。

◇純ココアについて
→ 濃さに関係するためお好みの量を見つけるのは大事。生クリームをトッピングするなら濃くするとか。

◇ホワイトショコラは?
→ ホワイトチョコレートを使うバージョンですが。現状はイマイチ。フワっと感がなくて少しだけくどい甘さ。

  • ホワイトチョコレート:90g
  • 牛乳:50g
  • バター:40g
  • 卵2+砂糖30g
  • 薄力粉40

とろけるチーズやクリームチーズ(Kiri)を混ぜてみたけど、あまり変化なし。

◇粉類の投入タイミング
最後の投入だとメレンゲに邪魔されて混ざりにくいためダマができやすい(ダマがあっても少量のため問題はないが気にはなる)。メレンゲ投入前に粉類を混ぜても焼き上がりの違いは無かった。

メレンゲ投入後に粉類を混ぜる場合。
粉類のダマが残ることがある。

◇更新履歴(2022/08/xx)
・共立て→別立てに変更。
・純ココアを5g → 6gに変更。
・薄力粉+純ココアの投入タイミングを前倒し。

(参考) チョコレート焼き菓子の違い

ガトーショコラ、ブラウニーの違いって・・・?

チョコレートの焼き菓子は「ガトーショコラ」「ブラウニー」「チョコレートテリーヌ」などありますが、本サイトでは次のように区別しています。

名前特徴
ガトーショコラふわっと焼き上げる。
(メレンゲあり)
ブラウニーずっしりと焼き上げる。
(メレンゲなし)
チョコレートテリーヌ湯銭焼きでずっしり濃厚に焼き上げます。
(しっとり系です)

ポロショコラ?

基本VersionのレシピはKALDIさん等で扱われている「ポロショコラ」に感化されて作り上げました。ポロショコラのチョコレートはあまり濃厚ではありませんが、その分食べやすいお菓子になっています。本レシピのガトーショコラも濃厚さ抑えている分、パクパクと食べれてしまいます。

下が「ポロショコラ」、上が「本レシピのガトーショコラ(改良前)」

本レシピのガトーショコラは、ポロショコラ風ではあるのですが、無添加で、マーガリンの代わりにバターを使った手作りだけあって、以下の点でも好評の声を頂いています。

  • チョコ感が本レシピのがほうがある。
  • 口に甘さが残りにくい。
  • マーガリン特有の香りが無くてより食べやすい。

まとめ

ポロショコラに感化されたガトーショコラのレシピをご紹介しました。本家のような食べやすさに加え、バターを使った手作りならではの美味しさがこのレシピにはあります。

  • 食べやすいガトーショコラです。
  • メレンゲは卵白とボールをしっかり冷やしてハンドミキサーを使ってしまえばあっという間にふわふわです!

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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