フランスの伝統菓子「ガレット・デ・ロワ」を、市販の冷凍パイシートを使って簡単に作ってみました!
本来は円形のパイで、中にはフェーブ(小さな陶器のおもちゃ)を入れますが、今回は四角い形でフェーブなしのアレンジ版。それでも、サクサクのパイとアーモンドクリーム(クレームダマンド)の組み合わせが絶品です。

焼き方の工夫や仕上げのポイントで、より美しく、より美味しく仕上げることができます。
ガレット・デ・ロワとは?
ガレット・デ・ロワ(Galette des Rois)は、フランスで 1月6日の公現祭(エピファニー) に食べる伝統菓子です。特徴的なのは、中に「フェーブ(fève)」という小さな陶器の人形を入れること。切り分けたときにフェーブが入っていた人がその日の王様(または女王様)になれる、という楽しい習慣があります。

本場フランスでは、ガレット・デ・ロワはパン屋やパティスリーで華やかに売られ、家族や友人と楽しむのが一般的です。中にはカスタードクリームとアーモンドクリームを合わせた「フランジパーヌ」が入ったものや、チョコレート風味のものなど、バリエーションも豊富です。
ガレット・デ・ロワの中には「クレームダマンド(アーモンドクリーム)」が入っており、サクサクのパイ生地とリッチな味わいが魅力です。
- Qクレームダマンドとは?
- A
アーモンドパウダー・バター・砂糖・卵を同量混ぜたアーモンドクリーム のこと。
フランス菓子ではタルトやパイのフィリングとしてよく使われます。このクリームはシンプルながらリッチな味わいで、焼き上がると香ばしく、サクサクのパイ生地と絶妙にマッチします。
材料(約4人分)
パイ生地
- 冷凍パイシート: 2枚(今回はニップンのパイシートを使用)
- 卵黄: 適量(仕上げ用)
クレームダマンド(アーモンドクリーム)
- バター: 55g(常温に戻す、または軽くレンジで加熱)
- 砂糖: 55g
- 卵: 55g(殻付きで約62g)
- アーモンドプードル: 55g
→ 同じ量なのがクレームダマンドです。
作り方
冷凍パイシートは 常温に戻しておき、柔らかくなる間にクレームダマンドを作ります。
クレームダマンドを作る
- バターと砂糖をボウルに入れ、白っぽくなるまでよく練る。
- 溶き卵を 少しずつ 加え、その都度よく混ぜる。
- アーモンドプードルを加え、しっかり混ぜる。
- お好みでラム酒を加える。

(個人的にはラム酒は不要)
パイシートの整形
クッキングシート上で、伸ばして長方形を 正方形に近い形 に整えます。
パイにクリームを詰める
- クレームダマンドを 中央に均等に広げる(端から1.5cm程度は空けておく)。
- 端に卵黄を塗り、もう1枚のパイシートを少し大きめに伸ばし、上にかぶせる。
- 端をフォークや指で しっかり閉じる。
パイ表面の仕上げ(デザイン)
- パイの表面に卵黄を塗る(濃すぎる場合は牛乳を少し加えて調整)。
- 冷蔵庫で10分冷やす。
- もう一度卵黄を塗り、さらに 10分冷やす。
竹串を使って、模様を描く(伝統的な放射線状の模様など)。
焼成と仕上げ
オーブンは200℃に余熱しておきます。
- まずは200℃で20分焼きます。
- 別の天板をのせて180℃でさらに20分焼きます(表面を平らにしてする)。
※もしも天板がなければ、180℃で15分程度追加で焼きましょう。
粗熱が取れたら完成!
包丁を 立てるように すると、サクサクっと綺麗に切れます。
その日に食べない場合、保存は冷蔵庫で。
→ 少しチンしてから、トースタで2分加熱すると、出来立ての美味しさです。
まとめ
冷凍パイシートを使えば、手軽に本格的なガレット・デ・ロワが作れます!
- 今回はフェーブなし&四角い形で作りました。
- アーモンドの風味たっぷりです。
- サクサク食感がたまらない一品になりました。
次回はカスタードクリームを加えたフランジパーヌや、チョコレート風味のバリエーションにも挑戦してみてください。ぜひおうちで試してみてください♪
コメント