低温コンベンションオーブンで作るドライリンゴの魅力とレシピ

お菓子レシピ:その他
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ドライリンゴは、りんご本来の甘みや風味を凝縮した、手軽でヘルシーなおやつです。市販のドライフルーツは便利ですが、添加物や余計な砂糖が気になることもありますよね。自宅で手作りすれば、シンプルな材料だけで安心して楽しめます。

特に、低温コンベンションオーブンを使ったドライリンゴは、しっとり感と濃縮された甘さが絶品!作る工程もシンプルで、初めての方でも簡単に挑戦できます。

基本的な作り方

ポイントは事前加熱です。

1.りんごの準備
りんごを1/8等分にカットし、皮や芯を取り除きます。スライスの厚さはお好みで調整してください。薄めに切ると早く乾燥し、厚めに切るとしっとり仕上がります。

2.事前加熱
耐熱皿に並べてふんわりとラップをかけ、電子レンジで3分加熱します(加熱時間は量に応じて調整)。このステップでりんごの水分が少し抜け、りんごの組織が柔らかくなるため、後の乾燥工程がスムーズになります。フライパンで軽く煮詰めてもOKです。

加熱しました(もっと加熱しても良い)

3.低温乾燥
加熱したりんごをオーブンの網またはクッキングシートに並べ、80℃の低温で約2時間加熱します。りんごのサイズや厚さによって時間を調整してください。完成したドライリンゴはしっとりと甘みが凝縮され、噛むほどに深い味わいを楽しめます。

次の写真では比較用に事前加熱していないりんごも並べています。

  • 左側:事前加熱なし
  • 右側:事前加熱あり

完成です!

しっとり美味しい。
左:事前加熱なし。右:事前加熱あり。

事前加熱あり・なしで比べましたが、確実に事前加熱ありのほうが美味しいです。(甘さとしっとり感が全然違います)

少しの砂糖と煮てからドライも

よりリッチなドライリンゴを楽しみたい方は、りんごをコンポートにしてから乾燥させる方法もおすすめです。砂糖をりんごの1割程度加えて煮詰めたコンポートを乾燥させると、表面がカリっとしたキャラメリゼ風の食感になります。贅沢なスイーツとしても大満足の一品です。

この時点で美味しそう。

これは甘いです。
水分をしっかりと飛ばせば、日持ちも非常に長い!

乾燥させました。
表面パリっとしています。

80℃で2時間~4時間ぐらい加熱しました(様子を見ながら)

なぜ事前に加熱することでより美味しくなるのか?

事前加熱には以下のメリットがあります:

  1. 細胞壁の破壊による柔らかさの向上
    りんごを電子レンジやフライパンで事前に加熱すると、細胞壁が壊れやすくなり、内部の水分がオーブン乾燥中に効率よく抜けます。このプロセスによって、最終的な仕上がりが均一でしっとりした食感になります。
  2. 酸味の減少と甘みの引き立て
    加熱によってりんごの酸味が軽減され、糖が分解されやすくなるため、自然な甘みが際立ちます。事前加熱をしない場合、酸味が強く残る可能性があります。
  3. 香りの向上
    100℃未満の加熱ではメイラード反応やカラメル化は起きませんが、加熱により果実の香気成分が引き出されます。これが香り豊かなドライリンゴを作る秘密です。

まとめ

低温コンベンションオーブンで作るドライリンゴは、りんごの自然な甘みと風味を活かした健康的なおやつです。

色々なシーンで活躍できます

作り方は、

  1. りんごの皮や芯を取り除いて、適当な大きさにカットします。
  2. 耐熱皿に入れてラップして3分前後加熱します(少量の砂糖と共にフライパンで煮ても良し!)
  3. りんごを網に載せて低温コンベクション80℃で2時間~加熱して完成です!

電子レンジでの事前加熱が、よりしっとり柔らかな仕上がりのポイント。さらにコンポートを利用したアレンジで、特別感のあるドライフルーツも簡単に作れます。ぜひ、試してみてください!

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