美味しいクレープ生地を作ろう。パリパリ派?もっちり派?

お菓子レシピ:その他
この記事は約7分で読めます。
記事内に広告が含まれています。

クレープ生地は、その柔らかさと薄さ、そしてさまざまなフィリング(生クリーム、カスタード、チーズなど)と合わせることで無限のバリエーションが楽しめる点が魅力です。

フランス発祥のクレープは、デザートや軽食として広く愛されており、甘いものから塩辛いものまで、どんな具材でも相性が良いのが特徴です。

本ページは家庭向けのお手軽クレープ(フライパンで作る)を対象にしています。

本ページでは、

  • クレープレシピをご紹介
  • ミルクレープにも挑戦
  • クレープ生地に関する考察

などをご紹介します。

クレープを作ってみよう!

材料と作り方

家庭用フライパンでチャレンジ!

  • 20cmサイズのテフロン加工されたのフライパンが使いやすいです。
  • 1枚の生地量はお玉一杯弱です。
  • 5枚~7枚程度は焼けます。
小さめなテフロン加工されたフライパン。
もっちり(厚め)生地の場合
  • 強力粉:100g
  • 砂糖:大さじ3(約27g)
  • 卵:1個
  • 牛乳:1カップ
  • 溶かしバター(有塩):15g
ぱりぱり(薄め)生地の場合
  • 薄力粉:70g
  • 砂糖:大さじ3(約27g)
  • 塩:少々(約1g)
  • 卵:1個
  • 牛乳:1カップ
  • サラダ油:大さじ1(約14g)
  • 手頃で失敗が少ないのはもっちり(厚め)です。
  • パリパリ生地はサラサラの生地で、薄めに流す必要があるため、少し難しいです。ひっくり返す際も難しいです。

・・・

材料の準備は出来ましたか?
作っていきましょう!

手順(超抜粋)
  • 1.ボールに粉類、砂糖、(塩)を入れてさっと混ぜておく。
  • 2.別のボールで卵、牛乳を混ぜておき、1のボールに混ぜ、最後にバター(サラダ油)も混ぜる。
  • 3.冷蔵庫で生地を30分寝かせる。
  • 4.焼く。
粉類を準備。
別のボールで卵、牛乳を準備
合流させる。
バター(油)を入れる。
混ぜる。

ラップして冷蔵庫で30分寝かせます。

  • 半日ぐらい寝かせてもOK。
  • 粉類をよく馴染ませるための工程です。
    → より均一に焼けるようにするための工夫ですが、家庭用で厚めなら寝かせは省略しても良いとも考えます。

・・・

生地の準備が出来たので焼いていきましょう!

  1. 生地をお玉1杯弱すくってフライパンに流す。
    (流す際、フライパンはコンロから下ろします。濡れタオルをつけても良い。)
  2. 弱火で2分前後焼きます。
    (フチが焼きあがってきたら目安ですが、慣れですね)
  3. 生地のフチをつまんで、ひっくり返します。
  4. 20秒程度焼いたら、完成です。
  • 焼くときの油は不要です。
    ただし、フライパンの状態で調整してください。
  • 1枚目は油馴染みの関係で、うまく焼けないことがあります。
生地を流す。
焼けてきた。

ひっくり返す際のポイントです。

  • 箸で生地の箸を持ち上げ10秒程度冷まします。
  • 手でつまんでひっくり返すか、箸を入れてひっくり返します。
    → 慣れてきたら箸を使ってひっくり返すのが楽に感じます。
少し持ち上げて待機。
手で掴みながら箸でひっくり返す。
じゃん。

やけどに注意してくださいね。

焼き上がり後、お好みのクリーム類を挟んだら頂きます。

◇ 包み方(1)

シュガーバター
半分に折る。
左右を折って完成。

シュガーバターは砂糖とバターと同じぐらい混ぜればOKです。

◇ 包み方(2)

上下を少し折る。
左右を折って完成です。
ひっくりかしたらこんな感じ。

マリービスケット、ホイップクリームを挟むのもアリです。

ビスケット入り。

米粉でも作れます

米粉の生地の場合
  • 米粉(製菓用):100g
  • 砂糖:大さじ3(約27g)
  • 卵:1個
  • 牛乳:1カップ
  • バター(有塩):15g
  • 製菓用のきめ細かい米粉を使いましょう。
米粉です。
小分けで使いやすく、粒子が細かいため美味しく仕上がります。

ミルクレープを作ってみよう

クレープをたくさん重ねたお菓子です。

市販品は10層を越えてきますが、6層程度でも十分かと思います。

先ほどのレシピでも作れるのですが、フォークが「す~」っと入りにくいです。

粉類が多めだと強めの生地になるためです。
(もちろん限りなく薄くすれば良いのでしょうけど家庭でフライパンだと難しい)

  • 解決策(1):卵を多めに入れよう。
  • 解決策(2):米粉を使おう。
ミルクレープ向けの材料です
  • 薄力粉:80g
  • 砂糖:大3(約27g)
  • 卵:2個
  • 牛乳:240ml
  • バター:15g

薄力粉を米粉にしてもOKです。

焼き方の手順は同じです。

  1. クレープを焼きます。
  2. 焼いたクレープは網の上で粗熱を取ります。
    → 粗熱が取れたら、重ねてOKです。
  3. 全部焼きあがったら、お好みのクリームを挟んで、冷やして完成です。
焼いていきます。
焼きあがりました。
  • 20cm級で7枚~9枚程度作れます。
  • 200mlのホイップクリームで作りきりぐらいです。
  • 中心を少し高めにすると山っぽい形状になります。
  • 端までしっかりクリームを塗りましょう(乾燥防止にもなる)。
クリーム。
クリーム&クレープ。
冷やした後、普通の包丁で切ります。
盛り付けたところ。
フォークで通ります。
ジャムを添えてもめっちゃ合います。

これは端までクリームが濡れていない場合です。

こちらはカスタードクリームを薄くサンドした時です。

(参考) クリーム例

  • ホイップクリーム(クリーム200ml+砂糖20g+バニラエッセンス少々)
  • カスタードクリーム
  • カスタードクリーム+ホイップクリーム
  • ホイップクリーム+ホワイトチョコ(クリーム200ml+ホワイトチョコ60g)
  • ホイップクリーム+クリームチーズ(クリーム200ml+クリームチーズ100g+砂糖30g+レモン3g)

カスタードクリーム関係は次の記事が参考になります。

(参考) クレープ生地の材料や工程の考察

色々なレシピがありますが、

  • 薄力粉、強力粉
  • 溶かしバター
  • 生地を事前に寝かせる

など、どのように影響しているのでしょうか?

材料・工程効果のポイント
薄力粉生地の厚さ:パリっと薄め
強力粉生地の厚さ:もちもち感と適度な厚み
バターしっとり感と風味
サラダ油しっとり感
風味と生地の繋ぎ
柔らかさ
生地を寝かせる生地の厚さ:均一さ

いくつか補足します。

  • 薄力粉: 薄力粉はグルテン含有量が少ないため、クレープ生地を薄くするのに適しています。その結果、もちもち感は控えめですが、薄く仕上げることができます。
  • 強力粉: 強力粉はグルテン含有量が多いため、もちもち感が強くなり。また、薄く伸ばすのは難しく、やや厚みが出ます。
  • 溶かしバター: 風味を豊かにするために重要な役割を果たします。バターのリッチな香りと味がクレープに加わり、食感にも少ししっとり感を与えます。
  • 生地を寝かせる: 30分だけでも寝かせると、グルテンが落ち着きます。その結果、生地が滑らかになるため、焼いた時に均一に膨らみます。
  • 薄く(パリっと感)は薄力粉で厚くならないようにする。
  • 厚み(もちっと感)は強力粉でバターも加えてしっとりと。

※後ほど、レシピ例をご紹介します。

Q
クレープ生地に卵は必須でしょうか?
A

無くても普通に焼けますが、ほんの少し風味は劣ります(個人的には気にならないレベル)。
最近は白いクレープ生地というのも登場しているので、卵を使わないのも全然ありでしょう。

たまに、ベーキングパウダーや、コーンスターチを入れるレシピをみかけることがあります。

Q
クレープ生地にペーキングパウダーは必要なのかな?
A

通常は使いません。
クレープは薄く平らに焼くものであり、ベーキングパウダーのような膨張剤は不要です。

Q
クレープ生地にコーンスターチは必要なのかな?
A

通常は使いません。
ただ、使った場合はさらに生地が軽くなり、パリパリ感がより出ることもあります。

Q
ホットケーキミックス粉を使うのはあり?
A

クレープ生地には不要な成分も入ってますが、問題なく可能です。あの独特の風味(香料)があるため、ホットケーキミックス粉で作ったクレープのほうが好きって方もおります。

コメント

This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

Top
タイトルとURLをコピーしました